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しかし、こういった邪気には対処法がある。邪気の存在を感知することが出来るようになって、なおかつ、その対処も行えれば、学徒はこの邪気について、無闇に恐れる必要は無いのである。このSTEPでは、AM統合神秘行の学徒のために、邪気に対する基本的な対処法を挙げておこう。

まぁ、これは問題といっても、実は邪気を感じなくても前から身体にはそういった気の影響は僅かながらも、ちゃんとあったのである。ただ、解らなかっただけだと言えよう。あるいは、なんとなく感じてはいても、それが邪気のせいだとは理解できなかったのかもしれない。心身の不具合が何もないのに、なぜかイラついたり、落ち着かないなどの時は、実は近くにいる他者の邪気の影響を受けていたのかもしれない。そういった軽い一時的なものなら良いが、邪気の中には、いよいよ性質の悪いものもあって、下手をすると気が付かないまま、その邪気の影響が身体に蓄積していって、ある日突然、身体が病気になってしまっていたりする事もあり得たのだ。

特に日常生活を送っていると、よく出会うのが他者のイライラ、落ち込み、悲しみ、無気力、侮蔑、僻み、妬みなどのいわゆる人間の負の感情が、邪気として、こちらの心を乱しに来る事が多い。今までは、こういった邪気が来ても、ほとんど感じなかったので、何も考えずに無視できてたのであるが、しかし、気の感覚が鋭敏になって、そういった感覚が解るようになってしまうと、やりすごす事が出来ずに振り回されてしまうようになってしまうのだ。

「邪気」について

学徒には前のSTEPで、全身で気を感じてもらう実践学習をしてもらった。気の感覚が身体でわかるようになると、神秘行の実践学習のレベルは格段に高くなってくる。反面、それに伴う、ある意味での弊害も出てくるようになる。その大きなものとして、まだ学徒は体験したことが無いかもしれないが、自分にとっての嫌な気、変な気、悪い気。これら総じて「邪気」と呼ぶものに対して感覚が鋭敏化してしまう事がある。

また久しぶりに、第1段階教育文書から「邪気について」のドラフトをアップしてみます。

@ain01
・そして、「Atah」(アテー)と低いながらも朗々とした声で、一つ一つの語尾を震わせながら唱える。光が、声の振動に合わせて振動することをイメージすること。

・次に指をみぞおちに引き降ろし、指の動きに合わせて天上からの光が体を降りていく。みぞおちで指を止めて、光は足元の地球で一度動きを止め、マルクトを形成する。どんどん吸い込まれた光はよりマルクトの輝きを増す。

そして、「Malkuth」(マル・クート)と唱える。声の振動に合わせて光る地球がより輝くことをイメージすること。

・その後、光はそのまま地球を突き抜けて遥か下の方まで降りていくことをイメージする。その先は神へと還っていくのだ。

@ain01
・右手を剣印の形にして、頭頂で天空を指す。自分が見ている天上界よりもさらに遥か上空、神の原初の地点から一筋の光が降りてくる。その太さは自分の頭くらいをイメージする事。そして、自分の頭頂より少し上くらいで、その光がとどまり、生命の樹の「ケテル」のごとく、球状に輝く光が形成される事をイメージする。

・はるか上空からケテルに光がどんどん吸い込まれていき、ケテルの光がより強さを増す。ケテルの光が十分になったと感じたら、剣印を下ろして額にあてる。ケテルを中心点として顔が覆われるくらいに光が広がるのをイメージ。その中には至高の三つ組みが垣間見えると考えても良いだろう。その場合は、三つ組みの交点は額に位置する事になる。

@ain01
・部屋の中央に、東を向き神の姿勢で直立する。心身を落ち着かせたら目を瞑り、自分がどんどん巨大になっていく事をイメージする事。ここで、注意しておきたいのは、このカバラ十字の実践の時は、自分を取り巻く世界が地動説的世界では無く、天動説的世界。以前のSTEPでも説明したように、地球が中心となって、その周りを惑星天が取り巻き、恒星天、原動天とさらに取り巻く、西欧神秘伝統的な世界観で構成されていると思うことである。

・どんどん巨大になった身体は、惑星天をつきぬけ、そして頭が天上界に突き出る。足元には地球がボールの様に小さいとイメージすること。この際、よく注意しておくことは、かならず足元に地球がついているという事である。下記のAnima Mundiの絵画を参考にしてもよいであろう。

・QCという術式は、この後の説明を読めばわかるが、その各ポイントが生命の樹の各セフィラをあらわしている。すなわち、この術式は、学徒の意識内に、宇宙にそびえる「アダム・カドモン」「生命の樹」を構築するのだ。

QCとLBRPについて

第1段階のこれ以後の学習期間中は、学徒には毎日継続して、QC(カバラ十字)とLBRP(小五芒星の退去儀式)と呼ばれる術式を実践学習してもらう。QCとLBRPについては、当HPのIMNのページにもGD伝統の代表的な観点からの説明を紹介しているので、まずはそちらで基本的な事を学習しておくこと。

そして、ここではQCとLBRPをAM統合神秘行的に改めた方法を解説する。まずは、今までの実践学習と同じように場と心身を準備すること。また、以前のSTEPで準備した二重力の棒を用意して、袋から取り出し、袋を部屋の東に置き、その上にのせておくこと。床の上に直置きは避けたほうが良いであろう。袋が汚れるのが気になる場合は、さらにその下に敷物を置いておいてもよい。そして、下記を行う。

 要は、五芒星をある描き方をしたら、意識にその元素のイメージが湧いてきたり消え去るように「条件付け」の訓練を行うのだ。

 そうすれば、本来は不思議な力など無い図形でも、その学徒にとっては意識を制御するための有効な「鍵」として扱えることになる。

 AM統合神秘行の第1段階では、こういった条件付けにより、象徴を意識に根ざさせていくという実践学習を、統合象徴瞑想により行っていくので学徒も認識しておいてほしい。

 では、五芒星を描くことで元素の力を制御することは出来ないのだろうか?。これも、AM統合神秘行では「否」と答える。

 AM統合神秘行では、後のSTEPで、この五芒星をある元素の召喚の向きとされる方向に描いたときには、元素のイメージが湧いてくるように、あるいは退去の向きに描いたときにはそのイメージが消えてくるというように、「統合象徴瞑想」という学習法で意識に元素のイメージの扱いを根付かせてもらうという学習法を行ってもらう。

 色々な立場の人が色々な教義にもとづいて、この答えを出すかもしれないが、AM統合統合神秘行的には、「否」と答える。ある向きに描いただけで元素の力が扱えるような、不思議な力というものは五芒星には無い。

 実際、ちょっと調べるとわかることだが、同じ元素の力を呼び出すのにさえ、西欧神秘伝統の様々な流派のそれぞれが、違った描き方をしている。ある流派では、火の元素を召喚するとされる描き方が、別の流派では別の元素を召喚する描き方であるとされている事が、ままあるのだ。もし、本当に、もともと五芒星の描き方に不思議な力があるのなら、そんな矛盾は起こらないだろう。

 五芒星を元素の力の召喚に用いる場合は、GD伝統では各対応する頂点へ向けて描く方法をとる。力の退去に用いる場合は、逆に各対応する頂点から描き始めるのだ。

 ここで一つAM統合神秘行の学徒に注意しておきたいことがある。こういった話を聞いたほとんどの人が思うことだろうが、「五芒星とは、本当にその頂点へ向けて描いただけで、その元素の諸力を召喚したり退去したりできる不思議な図形なのか?」という事が疑問として出てくるだろう。

 GD伝統では、五芒星の頂点は上部が「霊」の元素と対応することになっている。以下、時計回りに各頂点が水、火、地、風の四大と対応する。これらの地風水火の各頂点への割り当ては獣帯の定着宮(地=金牛宮、風=宝瓶宮、水=天蝎宮、火=獅子宮)から来る。

 黄道十二宮の図を用意して、五芒星の左下を金牛宮に対応させて各宮の位置を見てほしい。五芒星の形が違和感をもたらすかもしれないが、一番上の頂点を抜きにして、下の4つを四角形として考えれば、五芒星の下4つの頂点が黄道十二宮の定着宮と対応しているのがわかるだろう。

 ちなみに、この考え方を進めると、五芒星の一番上の頂点は黄道十二宮の真ん中の上部に位置することになり、ピラミッドを形作るという考え方もできる。この考え方については、少し後のSTEPで学習することになる。

 そして19世紀以降の魔術/魔女術団体では、五芒星を諸力、特に四大元素の制御の鍵として用いることが多くなった。各頂点に四大の元素と霊の元素を割当て、その頂点に対する様々な描き方によってその元素のエネルギーを制御するのである。

 GDの伝統も上記に則ったものであり、AM統合神秘行では、GD伝統の教義を踏襲して、五芒星を地に存在せし元素の諸力を制御する鍵として、特に重要な象徴の一つとして扱っていく。

 また、後の時代では、ゲーテの「ファウスト」に、五芒星がメフィストフェレスの入場を妨げる魔除けのシンボルとして登場した為、西欧秘教伝統に興味を持たないものの間でも広くその存在が知られた。

 近代になると、エリファス・レヴィの「高等魔術の教理と祭儀」で、その頂点が上を向いている場合は物質的力に対する霊(精神)的力の優位性を、下向きに逆向きに描いた場合は霊(精神)的力に対する物質的力の優位性を指し示すとする解釈が紹介された。この考え方は、端的にいえば、白魔術と黒魔術の関係であり、この考え方も広く知られることになる。

 上記のアグリッパの説明でも少し触れたが、五芒星は「人間」=という小宇宙(ミクロコスモス)を意味するのに対し、次に説明する六芒星は天空=大宇宙(マクロコスモス)を意味するとされる。

 時代は下って、キリスト教が力を持った時代になると、この五芒星はイエス・キリストが十字架に架かった時の5つの傷を示すものとして神聖視された。

 しかし、さらに時代が下ってルネサンス期になると、かの有名なコーネリアス・アグリッパが著した「隠秘哲学三書」で、五芒星は「人間」をあらわし、その各頂点が、頭、右手、右足、左足、左手に対応する魔術的図形として紹介されることになる。以後は、そちらの考え方が西欧神秘伝統に影響力を持つことになる。